新システムの薬品使用量削減の仕組み vol.1902019.09.23
弊社新システムバレルめっき装置・薬品使用量削減の仕組み
薬品の使用量は本来のめっき処理だけでなく、バレルドラム移動時に
バレルによって汲み出される量に大きく関ります。
従来のバレルドラムの液汲み出し量 は、1バレル当たり1.5L ~ 2.0Lと言われています。
(弊社テストラインにて汲み出し量の測定確認済み)
水抜き穴が小さいバレルほど汲み出し量は多くなります。
また、汲み出し量は穴の表面張力と水抜き穴の個数に影響を受けます。
弊社製バレルドラムは、水抜き穴を長穴にしています。
製品が引っかからない大きさを選定します。
これにより、汲み出し量は0.5L/バレルに削減出来ます。
ここから、従来の場合との薬品使用量の差を計算してみます。
バレルの1回の汲み出し量が、従来の2.0Lの場合と、
弊社製バレルの汲み出し量0.5Lの場合との一ヶ月の差は。
例えば、4分タクトで、1日24時間・25日稼働、
稼働率 90%として、月間8,100バレル処理をする装置の場合
汲み出し量が2.0L/バレルでは・・・月間の汲み出し量は、16,200L/月
汲み出し量が0.5L/バレルでは・・・月間の汲み出し量は、 4,050L/月
結果は歴然です。
これにより、各工程薬品補給量 16,200Lと4,050Lとなります。
各薬品代の合計を、1L当たり 400円とすると
16,200L/月 × 400円/L = 648万円/月
4,050L/月 × 400円/L = 162万円/月
見ての通り汲み出し量を削減すると薬品補給量が削減出来ます。
削減できる薬品代は
648万円/月 – 162万円/月 = 一ヶ月当たり486万円
一年で計算すると、年間5,832万円の削減効果があります!
汲み出し量を減らすことは、薬品補給量が減るだけではありません。
排水処理の負担軽減にも効果絶大です。
省エネタイプ、エレベーター型亜鉛バレルめっき装置のリーディングカンパニー
三隆製作<お問い合わせ先>
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