めっき工程における環境負荷とは vol.1322015.04.23
「めっき工程における環境負荷とは」
1.電気大量消費・CO2発生
めっき膜厚を折出するためには多くの電気が必要です。
装置の電気使用量の半分は、膜厚を折出させる為に使用されます。(生産量に比例します)
現在、CO2削減が叫ばれています。電気使用量の削減は大きな効果があります
CO2は、電気使用量1万kwh当たり5.5t-CO2を発生します。
1,000T/月(ボルト類)の生産設備で1ヶ月に30万kwhの電気を使っています。
電気使用量は50%削減出来ます。
2 薬品使用
めっき工程では、強アルカリ・強酸性の薬品を使用しています。
バレルめっきにおいては、バレルドラムの汲み出し量が薬品使用量になっています。
その原因は、水抜き穴の形状に起因します。表面張力の悪戯なのです。形状を工夫して液切り動作を追加することで、薬品使用量を1/3~1/4に削減出来ます。
3. ガス発生
めっき工程からは、アルカリミスト・酸性ガスが発生しています。
局所排気ケーシングをガス発生個所に設置して、排気ファンを使い、洗浄塔を通過させて中和してから大気に放出します。
しかし、装置の搬送方法によっては排気ケーシングの設置効果が望めない事が多く、作業環境を劣悪にしているのが現状です。
3Kの代表になっています。
排気ケーシングを効果的に使えば、少ない排気量で「めっき臭くない」現場・作業改善が出来ます。
4 大量の水消費
めっき工程では、大量の水を使っています。
しかし、前項で薬品使用量を削減出来れば給水使用量も少なく済みます。更に排水処理場への負荷が軽減されて排水量を削減出来ます。排水処理場から出るスラッジ(産業廃棄物)も減らせます。
以上4項目で述べたものが、めっき工程からの環境負荷です。
これらの環境負荷を減らす事が可能です。
未来の子供達に綺麗な地球を残していきたいものです。
省エネタイプ、エレベーター型亜鉛バレルめっき装置のリーディングカンパニー
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