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バレルめっき 処理量の変遷 vol.2122021.03.29

バレルめっき 処理量の変遷

 

現在、多くのバレルめっきの1バレル当たりの処理量は、300dm2~500dm2です。

私が大学を卒業し弊社で勤務を始めた頃は、電流密度1.0A/dm2、めっき時間 50分の仕様にて設計をしていました。
弊社が、1972年エレベータータイプにバレルドラムを載せるようになり生産性が向上しました。

2000年になり、ボルトメーカー様より1バレル当たり100kg処理の仕様依頼がありました。
電流密度を見直す事で対応する方式が確立されて来ました。

それは、電流密度を低めに設定し、めっき時間を確保する事です。
別槽溶解を導入し手探り状態が続きましたが、亜鉛金属濃度がコントロール出来るようになった事で膜厚析出が計算でき、処理量も1バレル当たり1,000dm2~1,200dm2へと増えていきました。

2010年代には、開放型バレルにバレル内陽極設置を設置した事で1バレル当たり2,000dm2処理出来る様になりました。
現在は更に3,000dm2処理出来るように研究開発を推し進めています。

コロナ禍・自動車の電動化推進・脱炭素社会を目指す為にはめっき業界も改変を推進すべきと考えています。
その為には稼働時間を有効に利用し、効率化・地球環境改善・CO2削減を積極的にアピールすべき時期が到来していると考えます。
大量の水・大量の電気・大量の排水を削減するとの宣言をすべき時期だと考えています。
先ずは目標値を前面に打ち出す必要があります。

 

省エネタイプ、エレベーター型亜鉛バレルめっき装置のリーディングカンパニー
三隆製作<お問い合わせ先>
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株式会社 三隆製作

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