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8つの疑問を解決する亜鉛(ジンケート浴)バレルめっき vol.2012020.10.02

8つの疑問を解決する亜鉛(ジンケート浴)バレルめっき

亜鉛バレルめっき装置(ジンケート浴)を設計する際、疑問に感じていた事が多々ありました。

「三隆製作 新システムバレルめっき装置」は、なぜジンケート浴の特性を積極的に利用しないのだろうか?(もちろん、酸性浴にも特性があります。)からはじまった8つの疑問と問題点を解消する装置として創造しました。


1. なぜ、電流密度の設定にジンケート浴の特性を考慮しないのか
ジンケート浴は、電流密度 1.0A/dm2付近ではめっき効率が67%だが、 0.5A/dm2付近ではめっき効率が90%以上と高くなる。

2. バレルドラム内の亜鉛金属濃度の低下を防ぐことはできないのか
バレルドラムの水抜き穴は丸穴が多く開口率が20%程度(バレルドラムの素材が樹脂製であるため)しかないため、バレルドラム内外の液の流動性が阻害されているのが原因。

3. めっき析出条件を考慮した亜鉛金属濃度・液温管理をしているか
めっき析出条件を良くするには、亜鉛金属濃度を上げる・液温設定を上げる事が知られている。

4. 生産性UPとランニングコスト削減を両立できないか
投入量(表面積)を増やすことで、生産性向上とランニングコスト削減が実現する。

5. 工場内のめっき臭さは仕方がないことなのか
めっき臭拡散と装置及び工場の錆対策を叶える。

6. 水洗槽を透明にしなければいけないのか
バレルドラムの薬品汲み出し量を積極的に削減することで、給水及び排水処理の負荷が軽減できる。

7. 電解熱は冷却しなければならないのか
通電時に電解熱が発生するため、冷却にて対応している。
液温管理を上昇(35℃)させれば、自身の電解熱を利用した液温管理が可能となる。

8. 経験にたよる処理でよいのか
「見える化」を積極的に取り入れて情報を共有。

 

省エネタイプ、エレベーター型亜鉛バレルめっき装置のリーディングカンパニー
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