亜鉛バレルめっき・ジンケート浴におけるめっき効率 vol.1552017.04.11
亜鉛バレルめっき・ジンケート浴におけるめっき効率
従来、ジンケート浴でめっきをする場合、電流密度は1.0A/dm2の設定でした。
電流密度1.0A/dm2で通電すると、めっき効率は67%程度になります。
「クロメート後の膜厚MIN 8μm以上」を条件とした場合は、バレルドラム内の膜厚のバラツキを考慮して平均膜厚を11.5μmに設定します。
11.5μm ÷ 1.0A/dm2 ÷ 0.285μm/分 ÷ 0.67 = 60分
つまり、通電時間を60分は確保する必要があります。
ジンケート浴の特性として、電流密度 0.5A/dm2付近ではめっき効率90%以上が期待出来ます。
弊社ではめっきテストを通じて、電流密度 0.4A/dm2・めっき時間 100分を設計基準と考えています。
諸条件により、電流密度 0.5A/dm2・めっき時間 80分の幅はあります。
諸条件とは、設置スペース・生産量/月です。
このシステムは、電流密度 1.0A/dm2の場合と比較すると、電気使用量を1/3に削減出来ます。
また、生産性向上を考えて投入量を従来の2倍~3倍にすれば、タクトタイムが長くなりめっき装置をコンパクトに出来ます。
コンパクトにすることにより、バレルによる汲み出し回数が減って薬品使用量削減にも繋がります。更に給水使用量が削減出来ます。
つまり、イニシャルを低減してランニングコストも削減出来るのです。
これが、弊社新システムの基本的な考えです。酸性浴においても同様です。
汲み出し量・汲み出し回数の削減は無排水への近道と考えています。
地球環境に配慮・温室効果ガスを削減!
環境に優しいめっき装置をめざしています。
省エネタイプ、エレベーター型亜鉛バレルめっき装置のリーディングカンパニー
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