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vol.96「世界は超低価格な車造りに移行!」」2013.04.01

「世界は超低価格な車造りに移行!」

「日経ビジネス」3月25日号の記事「50万円カーの衝撃 クルマはどこまで安く
なる」
を読んで感じたのは、世界のそれぞれの地域で、表面処理に対して要求される
仕様は異なっても、低価格傾向は止まらない! という事です。

今年1月初旬 デトロイトへ出張し、アメリカの自動車メーカーと話をしてきました。
そこでは、従来ディプスピン処理をしていた部品を仕様変更(耐食性能を下げても)し
めっき処理で対応したいとの意向を示しました。
理由は、外観と機能の重視でした。

日本国内での亜鉛めっきでは耐食性能は白サビ72時間以上ですが、USAでは
240時間以上を要求されます。冬場の凍結防止に塩をまくからです。
それに引き換え日本・タイランド・インドネシアでは耐食環境が低いからでしょう。
しかし中国では、世界の自動車メーカーが割拠しているので、部品メーカーは
各自動車メーカー毎の仕様に対応しようとしています。

めっき装置も、膜厚・均一性・耐食性能・外観など対応したい機能を自由に
コントロールし、過剰な品質ではなく、ユーザー様の希望に対応した処理の
出来るものにしていく必要を改めて感じます。

株式会社 三隆製作

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