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vol.68 海外移転と国内空洞化の影響2012.03.29

海外移転と国内空洞化の影響

海外に生産拠点が移転する流れは、もはやどうする事も出来ないものとして受け入れ
るしかない状況です。
そうなると国内の供給と需要のバランスは崩れるばかりで、供給過剰な状況は益々
続く事になりメーカーからのコスト削減要求は強くなるばかりです。

それでは、どうすれば良いか?
今一度、生産設備の見直しが必要です。
表面処理工程には、まだまだムダに垂れ流しをしている箇所が多く残っているのです。

もうこれ以上見直す処など無いとお考えの貴方!
今使用している設備のコストを調べてみる必要があります、

1)  電気代 : めっき整流器使用電力、設備駆動電力、付帯機器駆動電力
2)  薬品代 : 前処理、めっき、後処理、排水処理、スラッジ処分、廃液処分
3)  水使用量 : 上水代、排水処理費用、下水道代(地下水を使用の場合もあります)
4)  人件費: 設備運転に必要人数、作業員数

上記 項目別のコスト、原価を調べて改善の余地があるか検討すべきです。
どこに幾らの費用が発生しているのかを数字で表すと意外な発見が有るものです。


1) 電気代 現在 原子炉の問題から派生して電力不足が叫ばれています。
めっき被膜を折出をさせる為に使用する電気量を効率良く使いましょう。

2) 薬品代 薬品汲み出し量を減らす工夫をしましょう。

3)水使用量  2)薬品代の項目を工夫することにより給水量の削減になりますが、
現状において適切な給水をしているでしょうか?過剰に給水していませんか?
今一度見直してください。

4)人件費 現状の設備運転で人件費の削減が限界であれば、設備新設時に処理量と
タクトタイムの見直して作業者を減らす工夫をなさったらいかがでしょう。

是非これらの項目を見直して国内でも生産をしていく力を力つけて下さい。
海外に出るも国内に留まるもいっそうの工夫が必要と考えます。

株式会社 三隆製作

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