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vol.21 タイロッドボルト(長尺物)における均一電着性向上試験2010.03.22

先月、弊社装置バレルライン(ジンケート浴)におきまして薬品会社とともに
長尺物における均一電着性向上の試験を行いました。
実験に使用したワークは長さ160mmのタイロッドボルトです。

実験の詳細条件(電流密度の値、めっき時間、ワーク写真等)は公開できませんが、
試験№①~⑤の5種類の条件下(電流密度・時間を変化)において、それぞれ
低電部、高電部①、高電部② 部分の膜厚を5回ずつ計測し、
低電部と高電部の膜厚差を調べました。

実験に使用したワークは長さ160mmのタイロッドボルトです。

<計測数値>

<結果>
めっき時間の前半を低電流密度、後半を高電流密度に設定することで、
膜厚を抑えた状態で低電部/高電部の値を70%以上にすることができ、
均一性を確保することが確認できました。
なお、全ての試験№においてベーキング処理(200℃、4時間)の後にも
フクレ不良の無いことも確認されました。

試験を行った薬品会社からの実際の報告書です。
※ 下の画像をクリックするとpdfファイルが開きます。(68KB)

株式会社 三隆製作

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