汲み出し量削減の効果 vol.2302021.08.02
汲み出し量削減の効果
バレルめっきにおける、汲み出し量に興味を持ってください。
弊社ユーザー様の亜鉛バレルめっき装置例でお話します。
【装置仕様】
タクトタイム : 2分タクト
稼働時間 : 24h/日、30日/月
稼働率 : 93%
生産量 : 20,000バレル/月
汲み出し量 : 1.0L/バレル・カゴ
上記装置の場合、脱脂-酸洗-電解脱脂-めっき硝酸-クロメートの各工程において、毎月20,000Lの薬品が汲み出されます。
その薬品は水洗槽にて希釈されて排水処理場へ移動、排水基準以下に処理されて河川・湖沼へ放流されています。
水洗槽へは給水量は、1時間当たり 4t/h~8t/hとすると
1ヶ月では2,880t~5,760tの水が使われています
また、薬品も汲み出し量に応じて補給されます。
弊社の調査では、一ヶ月700万円超の薬品代が計上されています。
汲み出し量削減に興味を持って頂ければ、対策次第で大きな削減効果が期待できると考えます。
例えば 汲み出し量 1バレル・カゴ当たり半分に削減出来れば、
薬品代 710万円/月 を 355万円/月に。
年間4,260万円の削減効果となります。
また、汲み出し量削減は、そのまま排水処理場への負荷軽減・給水量削減にも寄与します。
弊社新システム亜鉛バレルめっき装置では、更なる汲み出し量削減対策をご提案しています。
2050年「脱炭素社会」に適合した、少ない給水量で工場外無排水処理システムをご提案させて頂きます。
※ 汲み出し量 : 前処理・めっきとクロメート処理の比率 4 : 6
クロメート処理側の比率が少し大きい。
振り切り装置効果で0.3L/カゴ程度に。
今後は、軸部開放型バレルドラムへ積極的アプローチをして、汲み出し量のさらなる削減を目指しています。
省エネタイプ、エレベーター型亜鉛バレルめっき装置のリーディングカンパニー
三隆製作<お問い合わせ先>
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