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vol.290 排水設備不要のめっき装置2025.07.11

排水設備不要のめっき装置~ 給水しない・排水しない・脱炭素・臭わない ~

【背景と課題】
従来のめっき工程では、以下のような課題がありました。

大量の水使用 : 水洗工程により、大量の給水・排水が必要
排水処理設備が必須 : 重金属や薬品を含む排水は、法令に基づく処理が必要
環境負荷 : 水資源の浪費、CO₂排出、悪臭などの問題
設備コスト・スペース : 排水処理設備や中和装置の導入にかかる費用と設置スペース

【排水設備不要のめっき装置とは】
この装置は、工場外へ排水を出さない革新的なめっき技術です。

工程ごとの特徴:
前処理工程:代替としてショットブラストやレーザー洗浄を使用
めっき工程:水分離・リサイクル技術により、水を使用しない
後処理工程:水洗不要の化成皮膜処理を採用

これにより、排水処理設備が不要となり、環境負荷と設備コストを大幅に削減できます。

【対象製品と技術的留意点】
対象製品は、お客様の製品の形状・表面積・容積・処理量等に応じてご提案いたします。

タッピングスクリュー、小ねじ、ボルト、ナットなどの炭素鋼製品は、電解方式による「水素脆性」のリスクがあります。
薬品を使用する場合、ガスの発生など副作用が生じる可能性があります。
製品にスケールや油脂が付着していない場合は、前処理工程を省略することも可能となります。

 

省エネタイプ、エレベーター型亜鉛バレルめっき装置のリーディングカンパニー
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