四方山ばなし

ホーム四方山ばなし > バレル内陽極の特性と利点 vol.244

バレル内陽極の特性と利点 vol.2442023.12.11

バレル内陽極の特性と利点

バレルめっきでは、めっき対象製品の形状により 膜厚析出に特性があります。
下写真テストピースのような形状の場合、測定位置1(端部)が高電部、測定位置2(軸部)が低電部となります。

通常のバレルめっきでは、陽極はバレルドラムの外側(左右)に設置されます。【図1】

この方式でめっきをした場合、ワークの端部(高電部)と軸部(低電部)には膜厚差が生じます。
長いワークであれば、高電部と低電部の膜厚差はより大きくなります。

しかし、やり方次第では別の結果を引き出すことが出来ます。
それが【バレル内への陽極設置】です。

【図1】通常バレル(バレル外陽極)      【図2】バレル内 陽極設置

上記は、弊社 実験装置での実験結果(参考値)です。

【図2】陽極をバレルドラムの中に設置した場合、通常バレルめっきと比べ、測定位置1(端部)と測定位置2(軸部)の膜厚差が小さくなることがわかりました。
また、同じ電流密度、同じ回転数、同じ処理時間で、膜厚も多く析出させています。

更に、条件(回転数、電流密度)を変えることで、めっき効率向上が得られます。


省エネタイプ、エレベーター型亜鉛バレルめっき装置のリーディングカンパニー
三隆製作<お問い合わせ先>
http://www.mitaka-seisaku.co.jp/contact/

株式会社 三隆製作

〒434-0046
静岡県浜松市浜名区染地台六丁目5番12号
TEL:053-584-5539(代)
FAX:053-584-5540

最新記事

カテゴリー

月別アーカイブ