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別槽溶解の方法と効果 vol.2422023.04.17

別槽溶解の方法と効果

ジンケート浴では、別槽溶解方式が採用されています。
別槽溶解方式は、亜鉛板を陽極とした場合と比べ、めっき液組成・亜鉛金属濃度の
管理がしやすいためです。

溶解槽方式では、鉄製ケースに亜鉛板を挿入し電位差により亜鉛を溶解させます。
亜鉛板に通電し溶解させる方式との違いは、溶解槽内の液の水位を上下させることにより
液内にある亜鉛金属表面積を変えることが出来、亜鉛金属濃度の管理、調整が可能なことです。

別槽溶解槽内の液を貯槽と移動させることで、溶解槽内の水位を上下させ、
液内にある亜鉛板表面積を変化させて溶解速度を調整します。

亜鉛金属濃度は分析装置にて管理します。
管理値が上限に達したところで別槽溶解槽のめっき液を貯槽に移送し、
液内の亜鉛板表面積を小さくします。
つまり溶解速度を減速させるのです。

逆に、管理値の下限に達したところで、貯槽より別槽溶解槽へめっき液を移送。
液内の亜鉛板表面積を大きくすることで溶解速度が上昇します

これを繰り返すことにより、めっき液中の亜鉛金属濃度を一定に維持します。
亜鉛金属濃度が一定に管理されていれば、膜厚析出環境は良好と言えます。

三隆製作は多様な経験をもとに、貴社に最適な装置をご提案いたします。

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