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vol.14 排水処理のランニングコスト2010.01.29

皆様は、どのくらい排水処理費用を意識していらっしゃいますか?

今回は水の使用量から排水処理のランニングコストを考えます。
まずは、以下の「亜鉛めっき排水処理ライニングコストの計算書」
(2009年8月4日 排水処理業者作成)をご覧ください。

※ 下の画像をクリックするとpdfファイルが開きます。(64KB)
 ※ 表より、計算結果抜粋

1m3あたり 1時間あたり 1日あたり
薬品代 350円 841円 20,184円
電気代 41円 99円 2,385円
合計 391円 940円 22,569円

上記条件で計算すると、1m3当たりの排水処理費は 391円
1日で 22,569円になります。

それでは、上記数値を使用し実際の排水量から排水処理費を計算してみましょぅ。

<条件> 設備稼働時間 1日24時間、1ヶ月25日
A設備・・・水使用量 1時間あたり7トンとした場合
7t×24H×25日=4,200t/月
4,200t×12ヶ月=50,400t/年

B設備・・・水使用量 1時間あたり2tに節水した場合
2t×24H×25日=1,200t/月
1,200t×12ヶ月=14,400t/年

A設備(水7t/H使用)とB設備(水2t/H使用)を比較すると
B設備では、50,400t-14,400t=36,000t  年間36,000tの節水ができます。
また、排水処理費は(上記表より 排水処理費用 1m3あたり391円)
36,000t×391円/m3=1,407万円
節水することにより1年間で1,407万円の排水処理費を
削減できるのです。

ちなみに、B設備は我が社の最新設備で導入した方式です。

節水(水使用量を減らす)することにより、年間1,616万円のコストを
削減することが可能となります。
水は井戸からくみ上げているのでタダ!とお考えの皆様!
水の使いすぎに気をつけてください。
先ず「なぜそれだけの水を供給する必要があるのか?」を考えてみて
ください。 蛇口を絞るだけで原価削減は可能です。
もう一つ!
薬品の汲み出し量を考えると、上記のような大幅な原価削減が可能です。

 

次回は、現在開催中(1/16~1/24)の装置内覧会を振り返りたいと思います。

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